・ブログの文字数はどれくらいがいいんだろう
・長文のほうがいいのかな
上記のことはブログ記事を書く上で、誰もが気になることですよね。
結論から言って、ブログ記事に最適な文字数はありません。
文字数が少ない場合でも有益なコンテンツであれば、検索エンジンに評価されます。
とはいえ、実際に文字数が多い記事が上位表示されていますよね。これは読者にとって有益な情報を提供するために長文になっているからです。
ブログ記事の文字数に関する意見はさまざまありますが、本記事では最適な文字数の目安や、文字数がSEOに関係するのかについて解説していきます。
ブログ記事の最適な文字数とは
初めにも伝えましたが、ブログ記事に最適な文字数はありません。
キーワードによって必要な文字数は変わるため、特定の文字数を目標にするのではなく、読者のニーズに合わせて適切な長さを決める必要があるからです。
Googleのジョン・ミューラー氏は、Twitterやyoutubeで下記のような発言をしています。
GoogleのJohn Muellerは、コンテンツの長さはその品質レベルを示す指標にはならないことを明らかにしました。
ミューラーは、「あるページには、何も語らない言葉がたくさんある」と言います。逆に、単語数が少ないページでも、ユーザーのクエリとの関連性が高い場合があります。
ですから、Googleは必ずしも語数だけでページをランク付けするわけではありません。短い形式のコンテンツも、長いコンテンツと同じようにランク付けされる可能性があると述べています。
I agree with you & Mihai :). Word count is not indicative of quality. Some pages have a lot of words that say nothing. Some pages have very few words that are very important & relevant to queries. You know your content best (hopefully) and can decide whether it needs the details.
— johnmu is not a chatbot yet 🐀 (@JohnMu) July 24, 2018
また、上位表示されているブログは多くが長文であることが多いですが、それは多くの読者のニーズに応えるためや関連するキーワードを含んでいるためです。
コンテンツを充実させるためには、読者を具体的にイメージし、記事のテーマを絞り、読みやすい表現を心がけ、オリジナルの文章で書き、リサーチを増やして情報量を詰め込むことが大切です。
ブログ記事の最適な文字数や目安について解説していきます。
- キーワードや記事の内容によって文字数の目安が違う
- 上位の競合記事の文字数を目安にする
- 少ない文字数でも読者のニーズを満たせる場合もある
上記のポイントを順番に説明していきますね。
キーワードや記事の内容によって文字数の目安が違う
キーワードによって必要な文字数は変わるため、特定の文字数を目標にするのではなく、読者のニーズに合わせて適切な長さを決める必要があります。
読者のニーズに合わせた記事の長さを決めるためには、以下のポイントを抑えることが大切です。
- ターゲットとする読者層に応じて、記事の長さを決める。
- 記事のテーマを絞り、必要な情報を的確に伝える。
- 読みやすい表現を心がけ、オリジナルの文章で書く。
- リサーチを増やして情報量を詰め込む。
ただし、必要な情報を網羅的に伝える必要がない場合は、短い記事でも十分です。読者が求めている情報を提供し、わかりやすく伝えることが大切です。
ブログ記事はキーワードによって必要な文字数が異なります。
ユーザーの悩みや問題を解決できるかどうかが重要であり、そのために必要な情報量は違ってきます。
ユーザーの検索意図を満たすことを意識して記事を作れば、最適な文字数になり、逆に文字数が多すぎると、ユーザーが情報を取得しづらくなってしまいますね。
上位の競合記事の文字数を目安にする
基本的に検索上位の記事は検索エンジンから、評価されている記事ということになります。
そのため、上位の競合記事の文字数を目安にすることも大切です。
しかし、中にはドメインパワーの強さで上位表示されている場合もあるため、実際に自分で検索してコンテンツ内容の確認をするようにしましょう。
競合記事を分析して、どのくらいの文字数で情報を提供しているかを確認することで、自分の記事の目安とすることができます。
ただし、必要以上に長くなってしまった場合は、読者にとって読みにくくなってしまうことがあるため、必要な情報を網羅的に伝える必要がある場合に限り、長くすることが大切です。
少ない文字数でも読者のニーズを満たせる場合もある
読者が特定の問題に対する解決策を探している場合、短い記事でもその問題に焦点を当て、解決策を提供することができます。
たとえば
- 近くのラーメン屋の情報が知りたい
- 沖縄の8月の平均気温は
- 新作ゲームの発売日は
読者が簡潔な情報を求めている場合は、長々とした説明をする必要はありません。
上位記事の文字数が多いのはなぜ？3つの理由
自分がこれから狙って書こうとしているキーワードを実際に検索してみると、上位の記事のほとんどが長文の記事だと思います。
「結局長いほうがいいのか」と思ってしまいますが、文字数が多いのには理由があります。
- 読者ニーズを満たしているから
- 関連キーワードを活用している
- コンテンツに必要な情報を網羅している
順番に解説していきますね。
読者ニーズを満たしているから
読者ニーズを満たしているということは、顕在ニーズと潜在ニーズの両方に対応しているということです。
顕在ニーズとは、読者が直接的に求めている情報やサービスのことを指します。
一方、潜在ニーズとは、読者が自覚していないニーズや、まだ満たされていないニーズのことを指します。
これらの両方を満たすことで、読者はより満足度の高い体験を得ることができます。
例えば、ある食品会社が商品開発を行う際に、マーケット調査を通して顕在ニーズを把握することができます。
そして、その調査から得られた情報を元に商品を開発することで、顕在ニーズを満たすことができます。
さらに、潜在ニーズに対応するために、顧客との対話やフィードバックを通して、ニーズを掘り起こし、それに対応した商品やサービスを提供することができます。
つまり、顕在ニーズと潜在ニーズの両方を把握し、それに対応することが重要であり、それが読者満足度の向上につながります。
ユーザーのニーズに応えることで、SEOにも効果的な記事になります。
読者のニーズに応えるためには、文章が自然に長くなる傾向があります。特に、「ブログ」や「アフィリエイト」などのキーワードを狙う場合、記事が長くなりやすいです。
これは、キーワードには読者の検索意図が広いため、読者のニーズを満たすには多くの情報が必要だからです。
しかし、文字数が多いからといって必ずしも読者のニーズを満たせているわけではありません。ポイントは自然に長文になることであり、読者ニーズを満たすことを目的として、注意深く記事を書いてください
関連キーワードを活用している
長いブログ記事は、関連キーワードを活用することで、検索エンジン最適化（SEO）の観点からも有利になります。
関連キーワードを適切に活用することで、記事が専門性を持ち、読者にとって価値のあるものになります。
Googleのコンテンツ評価基準の一つに、「専門性の高さ」があり、含まれる関連キーワードの数が一つの指標となります。記事内に自然に関連キーワードが含まれることが重要であり、単語の羅列や不自然な文章は逆効果になります。
関連キーワードは、ユーザーが検索したキーワードに関わりがある、または連想されるキーワードのことで、情報を網羅的に書くことで自然に含まれることがあります。
関連キーワードを含んだ記事は、幅広いユーザーの検索ニーズに応えやすくなり、流入数が増えるため、Googleに評価されることが多いです。
コンテンツに必要な情報を網羅している
良質なコンテンツを作るためには、読者のニーズに応える情報を網羅的に提供することが大切です。そのため、文字数が多くなる場合がありますが、それは情報の網羅性や専門性が高いためです。
ただし、SEOにおいて文字数が直接的な影響を与えるわけではなく、読者のニーズを満たすことが重要です。
なぜなら、検索エンジンの主要な目的は、ユーザーに最適な検索結果を提供することだからです。そのため、ユーザーが求める情報を網羅的に提供するコンテンツが上位表示される傾向にあります。
また、Googleはコンテンツの質を判断する際に、文字数だけではなく、コンテンツの質やユーザーの反応など様々な要素を考慮しています。
実際に、「ブログ 始め方」や「ブログ 稼ぎ方」を検索すると、平均文字数が約15,000文字になっています。これは、読者が得たい情報を網羅的に提供するために必要な文字数であり、SEOに有利な結果をもたらしています。
一方で、文字数が多いからといって必ずしもSEOに有利になるわけではありません。
読者が求める情報を提供できず、内容が浅い場合は上位表示されません。そのため、情報の網羅性や専門性に加え、読者のニーズに応えることが大切です。
例えば、法律や裁判に関する記事を考えてみましょう。
このような記事では、法律や判例を説明する必要があり、そのため、文字数が多くなります。
たとえば、米国の有名な弁護士ブログ『The Legal Geeks』の記事は、平均で2,500ワード（約10,000文字）を超えることが多いです。その内容は非常に専門的であり、読者のニーズを満たす情報が網羅的に提供されているため、読者からの反応も良く、高い評価を得ています。
このように、専門性の高い内容や読者の深い知識を求める場合は、必要な情報を網羅するために文字数が増えてしまうことがあります。
しかし、必要以上に長くなることもありますので、読者のニーズに合わせて適切な長さを目指すことが重要です。
あさり単純に文字数が多ければいいわけじゃないです。
つまり、文章の長さにこだわるのではなく、読者が求める情報を正確に伝えることが大切です。
まとめると、記事の文字数が多くなる理由は、読者のニーズに応えるために必要な情報を網羅しているからです。
ただし、必要以上に長くならないように注意し、読者が求める情報を正確に伝えることが重要です。文章の長さよりも、読者が求める情報を正確に伝えることが最も重要であると言えます。
文字数をカウントする便利ツール3つ
文章の長さを決めるためには、読者のニーズやキーワードによって異なるため、特定の文字数を目標にするのではなく、適切な長さを決める必要があります。
また、短い記事でも、必要な情報を網羅的に伝える必要がない場合は、簡潔でわかりやすい文章を書くことが大切です。
文字数をカウントする便利なツールとしては、
- Googleドキュメント
- かんたん文字数カウント（Chromeアプリ）
- ラッコツールズ
上記の3つがあります。
①Googleドキュメント
Googleドキュメントで、文字数をカウントできます。
上部の「ツール」→「文字数カウント」→「入力中に文字数を表示」を順番にクリックするか、「Ctrl or Command＋Shift＋C」ショートカットキーを押すと、下の画像のように文字数が左下に表示されます。
画像
さらに、テキストを選択した部分の文字数もカウントできます。
タイトルを決める際にも簡単に文字数がカウントできますね。
②かんたん文字数カウント（Chrome拡張機能）
Chrome拡張機能の「かんたん文字数カウント」もおすすめです。
chromeウェブストアから拡張機能を導入したら、カウントしたいテキストを選択して、右クリック→「選択したテキストの文字数をカウント」をクリックすると、選択したテキストの文字数を教えてくれます。
③ラッコツールズ
ラッコキーワードでも有名なツールですね。
カウントしたい文章をコピペするだけで簡単に文字数をカウントできます。
ラッコキーワードでは、上位表示されている記事の文字数や平均文字数を確認することができます。
競合サイトが狙っているキーワードでどれくらいの文字数で記事を書いているのかチェックしましょう。
あさり平均文字数以上の文字数は確保したいですね。
しかし、冗長な文章にならないように注意しましょう。
タイトルとメタディスクリプションの文字数も重要
SEO対策において、タイトルとメタディスクリプションの文字数は重要です。
タイトルはユーザーや検索エンジンがページの内容を理解するための手がかりであり、メタディスクリプションは検索結果のプレビューとして表示されます。
しかし、文字数が長すぎると検索エンジンによって省略されてしまいます。正確かつ魅力的なタイトルとメタディスクリプションを作成するには、デバイスによって異なりますが、タイトルは30文字程度、メタディスクリプションは80文字程度にするのが良いでしょう。
これによって、より多くのユーザーにアクセスしてもらえる可能性が高まります。
ブログ記事のタイトル文字数目安
ブログ記事のタイトルはSEOにおいても重要で、読者が記事の内容を理解する最初の手がかりとなります。しかし、タイトルが長すぎると興味を持たれずスルーされることがあるため、一般的には30文字程度にすると良いです。
Googleでは検索結果の画面での表示文字数に上限があるため、スマホでも30〜41文字程度にすることが推奨されます。タイトルには重要な単語を含めるようにしましょう。
ブログ記事における最適な文字数については詳しく知りたい方は、下記の記事をチェックしてみてください。
ブログ記事の最適なタイトル文字数は？SEOに効果的なタイトル決め方
メタディスクリプションの文字数目安
メタディスクリプションは、Googleの検索結果に表示される記事ページの概要文であり、80文字程度が目安とされています。
この文字数に収めるためには、ページの内容を簡潔にまとめる必要があります。
キーワードを含めながら、読み手にとって有用な情報を提供するように気を配りましょう。
メタディスクリプションは自分で設定することができ、パソコンの画面では130文字、スマホの画面では80文字程度がよいでしょう。
記事の作成者は、メタディスクリプションを工夫することで、検索結果においてページの内容を明確に表示し、ユーザーがクリックしやすくすることができます。
メタディスクリプションの文字数や書き方を知りたい方は、下記の記事をチェックしてみてください。
メタディスクリプション（ブログ概要文）の最適な文字数や書き方を解説！
ブログの文字数に関するよくある質問
ブログ記事の文字数についてよくある質問と回答を紹介していきます。
まとめ
本記事では、ブログ記事の文字数について解説しました。
・ブログ記事の最適な文字数はない
・SEOに文字数は直接影響しない
・読者のニーズに応えることが重要で、記事の質が大切
ユーザーファーストで記事を作ることが上位表示のポイントです。
とはいえ、上位表示されている記事は長文の記事がほとんどですが、ユーザーのニーズに応えるために結果として文字数が多くなっています。
つまり、何文字書くかよりも、読者が何を求めているかを考えて記事を書くことが重要です。
読者ニーズに応えるブログ記事を書くためには、記事構成が重要です。
下記の記事では記事構成の作り方を6ステップで紹介していますので参考にしてみてください。
【初心者必見】読まれるブログの記事構成作り方6ステップを解説！
